近年の少子化や大学間の学生獲得競争が厳しくなる中、国内外から優秀な学生を獲得し本学の研究の活性化を図ることを目的として、個々の教員による積極的な学生募集活動を推奨し、意欲の高い優秀な博士前期課程入学者の獲得に貢献した教員に対して研究室の教育研究環境整備等の支援を行い、次代の世界を拓く指導的人材の育成につなげる。
独自に積極的な学生募集活動を展開し、意欲の高い優秀な博士前期課程(先端科学技術専攻)入学者を獲得した教員に対し、更なる学生獲得活動や当該教員の研究室に配属される学生が安定的かつ自立的に教育研究に専念できる環境を整備するため必要な経費を配分する。
◆令和5年度採用者
公募要領:PDF
令和5年度:北陸先端科学技術大学院大学支援財団助成から50万円を支援
令和6年度:本学学内予算から50万円を支援
支援目的:研究室の環境整備、教育研究活動経費、学生獲得活動に係る経費等
採択件数:10件 PDF
◆令和6年度採用者
公募要領:PDF
令和6年度:北陸先端科学技術大学院大学支援財団助成から50万円を支援
令和7年度:本学学内予算から25万円を支援
支援目的:研究室の環境整備、教育研究活動経費、学生獲得活動に係る経費等
採択件数:10件 PDF
◆令和5年度
〇科研費での活動をきっかけとした学生獲得
| 申請者が主要メンバーとなっている科研費の研究グループの活動に呼応して、複数の大学・研究所の若手研究者により「若手の会」が結成された。この会に対象学生(当時学部3年生)が参画しており、「若手の会」世話人となっていた申請者の研究室の在学生やOBから当研究室の話を聞き関心を持つようになり、その後、対象学生が希望している研究テーマに関して相談にのり議論をしていた中で、当該研究室に興味を持った。 |
〇国際学会をきっかけとした学生獲得
| 国際学会で申請者がセッションチェアを担当した際に、そのセッションで発表を行っていた対象学生から、当研究室に関心を持ったとのコンタクトがあったもの。その後、オンラインミーティングを通じて、対象学生との研究内容や研究計画等に関するフリートークの機会、より詳細に研究内容について議論する場を設けた結果、対象学生の本学進学への意識向上につながった。 |
〇科学技術振興機構(JST)さくらサイエンスプログラムをきっかけとした学生獲得
| 対象学生は、JSTのさくらサイエンスプログラムで受け入れた特別学修生のうちの一人である。プログラム期間中に本学で開催した研究領域主催のシンポジウムを通じて研究交流を深めたことで申請者の研究グループのプロジェクトに大変興味を持ち、本学への進学意思を固めた。 |
〇研究内容に興味がある学生からのコンタクトをきっかけとした学生獲得
| 対象学生からメールにて申請者の研究に興味があるとの連絡があり、その後オンライン・ディスカッション等を通じて対象学生の優れた資質を確信し、本学への進学をすすめた。その際に本学への進学の利点として対象学生に説明した重要な要素は次のとおり。 ・日本が、対象学生の研究分野において、より先進的な研究を行っていること。 ・申請者の研究室が実施している多くの応用研究プロジェクトが、対象学生の関心と合致していること。 ・JAISTが、研究を実施する上で非常に価値のある様々な最先端の研究機器・設備を提供できること。 対象学生は上記の説明に感銘を受け、また本学への進学に大きなメリットを感じ、出願に至った。 |
| 対象学生からメールにて本学進学に関する相談を受けた。そこには、申請者の研究室が行っている研究や対象学生が実施したい研究内容等が詳細に記載され、比較的レベルの高い内容であったが、オンライン面談を行ったところ日本語又は英語での会話能力が不足しており、そのことを伝えるとともに3か月ごとにオンラインで面談することを提案した。その後数度目のオンライン面談を実施したところコミュニケーション能力が飛躍的に伸びており、入学後の研究活動や学生生活への熱意も向上していた。 |
〇オンサイトスペシャルウィークスをきっかけとした学生獲得
| 対象学生とはマテリアルサイエンス系オンラインミニオープンキャンパスを通じて知り合った。その後、マテリアルサイエンス系のオンサイトスペシャルウィークスを活用して実際に研究室を見学し、研究テーマや研究の進め方に関するより深い議論を行った。 その際、対象学生が希望する海外機関での研究が可能であることも説明。対象学生は、豊富な研究設備とそれを学生が自由に活用できる環境、学術的なバックグラウンドが多様で共同研究が盛んな本学の雰囲気が魅力的に感じたようである。そのような特徴をマテリアルサイエンス系独自のミニオープンキャンパスやオンサイトスペシャルウィークスで印象付けることができた点が学生獲得に非常に有効であった。 |
〇海外の大学、研究者との交流をきっかけとした学生獲得
| 申請者が交流のある海外の大学を訪問し、講演を行う他、同大学の経営者、多くのスタッフ、多くの学生と直接会ったのをきっかけにそれ以降、当研究室のスタッフや、関連研究員も同大学を訪問し、関係の強化を図った。これらの交流を通し、また本学の受け入れ態勢や、教育実績をアピールした結果、同大学より特に優秀な学生を推薦していただき、継続的に学生を受け入れることができた。同大学出身者で本学修了後には海外で活躍している研究者もおり、このような実績を通して、同大学およびそのスタッフと信頼関係を構築し、今回新たに学生を獲得できた。 |
| 日頃から海外の大学の研究者と交流を深めており、その結果、意欲的で学業成績も優秀な学生を紹介いただくことができた。 |
◆令和6年度
〇研究室配属の留学生をきっかけとした学生獲得
| 申請者の研究室配属の留学生が、海外の修了した大学で所属していた研究チームへ、当研究室の学術的な雰囲気と魅力ある研究環境を宣伝したところ、何人かの学生が当研究室へ進学することに興味を示した。その中でも特に優れた学生として、所属大学の指導教官からも対象学生の推薦があり、数回のオンライン面談を繰り返す中で、対象学生は、自身の研究に対し真摯に向き合える場所として、本学へ進学する意思を固めた。 |
〇研究室の修了生をきっかけとした学生獲得
| 対象学生がかつて所属していた工業高等専門学校には、申請者の研究室出身の修了生が教員となって、研究室を持っており、以前から本学に専攻科修了生を送り込むことにとても意欲的であった。申請者の研究室に相応しい学生がいるという連絡を受け、協定校対象推薦入学特別選抜の制度を利用して準備を進めることになった。当高専の本学出身の教員、対象学生、申請者の3人でオンラインミーティングを行い、研究の進捗、研究の内容等を含めた様々な興味や考え、将来の展望について意見交換した。その後申請者の研究室の学生も含めてディスカッションしたり、当研究室の学生が進めている実験に参加したりするなど、JAISTと当研究室の環境を知ってもらうことに努めた結果、対象学生の当研究室進学への熱意が強くなった。 |
〇海外からのインターンシップをきっかけとした学生獲得
| 対象学生は、本学特別学修生として来日しインターンシップを実施した。その時は、別の研究室でインターンシップを実施していたが、申請者の研究室を紹介する機会を設けた際に研究テーマに深く関心を示した。帰国後もJAISTへ進学する強い希望を持っており、オンラインでインタビュー等を実施し、申請者の研究室に受け入れた。 |
〇科学技術振興機構(JST)さくらサイエンスプログラムをきっかけとした学生獲得
| 申請者の研究室では、昨年度に引き続きJSTのさくらサイエンスプログラムの採択により、海外の10名の学部学生を受け入れ、具体的な研究指導を行うとともに、JAISTの学生とも深く交流を図る機会を持った。対象学生は、今回の参加を希望していたものの諸事情により参加することができず、改めて参加したメンバーからJAISTの魅力を聞き取り、JAISTの教育研究環境にとても高い関心を持った。申請者と数回のオンライン面談を重ね、対象学生が投稿した国際会議論文の詳細を伺った結果、申請者の研究室の中心的な課題の一つとして研究を進めていくことが可能であることが確認され、また対象学生も、さらにJAISTへの進学意思を固めた。 |
〇海外の大学、研究者との交流をきっかけとした学生獲得
| 海外からの優秀な留学生獲得を積極的に進めている学内チームからの呼びかけに応じて、申請者は、日頃から積極的に交流を深めている海外の大学の研究者が所属する東南アジアの2か所の大学を訪問し、卓越した学生の獲得活動を展開した。その活動の中で、研究に意欲的で学業成績も優秀な対象学生と出会い、その後も当該学生とオンラインミーティングを重ねた結果、申請者の研究室への進学へと繋がった。 |
〇研究室のホームページをきっかけとした学生獲得
| 対象学生は、当初、自身が所属する研究室と研究テーマが近しくつながりを有する大学の研究室等を訪問していたが、これらの研究室で自身の研究を続けていくことに限界を感じていたところ、申請者の研究室のことをホームページで知り、研究室訪問に至ったとのことである。 研究室訪問の際には、まず現在の研究や志望する方向性について話を伺った上で、材料化学研究(申請者の研究分野)の将来や当研究室でのテーマについて議論し、実験室を見学するとともに、研究室の学生ともコミュニケーションを深めた。研究室訪問の翌日、対象学生から本学への受験と当研究室配属への決意表明の連絡があった。 |
| 入学前に対象学生から研究計画書が送付されてきた。対象学生が提案した研究テーマは実用性と独創性を兼ね備えていると評価でき、さらに研究計画書には、十分な先行計画の調査が見受けられ、実現方法についても具体的な記述がなされていた。その研究は、申請者の研究室の研究領域との適合性も高く、指導可能性が高いと判断し、本学への入学を勧めた。 |
| 対象学生は、海外の大学の研究生であった。研究に関する質問のメールを受け取り、それに回答する形でメールのやり取りが始まった。いくつかの研究論文から我々の研究グループを認識し、研究室の英語WebページからJAISTを含め様々な情報収集をしたとのことであった。メールのやり取りにおいて、彼が研究学生であり、博士前期課程進学に向けて、大学の研究室を探していることを知った。 今回の学生獲得に関して以下のいくつかのポイントがあった。①学生からのメールに関して積極的にレスポンスしていた事、②Web検索で上位に検索結果を表示させるため、簡単でも英語の研究室Webページを作成していた事、③研究のプレゼンスを高めることで学生の認知されていた事、④英語でオンライン受験が可能である事、⑤10月入学が可能であることが有利に働いたと考えられる。④、⑤については、JAISTの入試制度に関することであるが、申請者の方でも留学希望者に広く知ってもらえるよう詳細な説明に努めた。 |
〇オンラインオープンキャンパスをきっかけとした学生獲得
| 本学のオンラインオープンキャンパスではじめて面談を実施し、その後、申請者の研究室へ訪問することになった。 研究室訪問では、研究紹介や研究室に雰囲気、研究室設備、指導方法についての説明を行った。また、対象学生が行っている研究内容についての相談も受け、大学内の研究環境整備を対象学生に紹介した。 研究室訪問の後、メールで連絡を頻繁に行い、本研究室の学生を対象学生に紹介し、先行研究、関連研究の仕方や方法などについて助言を行った。そのかいあって、本学への進学意志をさらに固め、無事入学選抜に合格した。 |
〇世界レベルの研究を目指す学生の獲得
| 対象学生から申請者の研究室の研究内容に興味を示すメールを受け取った。そこで、マテリアル・オンサイト・スペシャルウィークス等への参加を勧め、対象学生の材料物理学の知識が当研究室の研究にどのように応用できるかについて話し合い、また、研究室の独自のアプローチや研究環境の魅力、さらに当研究室での研究がもたらす将来的なキャリアの展望についても触れた。 さらに申請者の研究室で開発したシステムは、世界で初めてのものであり、世界中のマスメディアに取り上げられるなど、国際的に高く評価されたことを強調し、このシステムがもたらす可能性や他の研究機関とのコラボレーションによって得られた成果についても詳しく延べ、将来的な研究の展望についても説明した。 特にグローバルに通用する研究成果を出すためには、当研究室での研究が重要であると説明し、世界レベルの研究者を目指すのであれば当研究室での経験が不可欠であると強く声がけした。その結果、対象学生は、自身の研究が世界最先端の成果となることを目指し、本学への進学を決めた。 |
広報室学生募集係
E-mail:nyugaku@ml.jaist.ac.jp
内線: 1966